コロナウイルスの収束が見えない中、Jリーグや各国リーグの再開がいつになるのか、日々悶々としながら過ごしているサッカーファンの方は多いと思います。
そんな中、選手がSNSでファン・サポーターの皆さんへのメッセージ発信やトレーニング紹介していたり、クラブやリーグ、スポーツブランドなども今の状況で自分たちができることに取り組んでいます。
その中でも今日ここで紹介したいのは、各クラブによるオリジナルマスクです。どこへ行っても入手が難しいマスク。世界的にマスクが足りなくなっている中、最近では様々なメーカーやブランドが独自のマスクを作ったり、家にあるものを使ってマスクを作る人が増えています。ちなみに、ファッションブランドが作っているマスク一覧はこちら。
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もちろん医療用マスクがあるに越したことはありませんが、そういった流れがある中、一人のサッカーファンとしては、自分が応援するクラブのマスクがあるといいのに、と思っていました。
そこで調べたところ、既にいくつかのクラブが動き出していました。今回はその中からいくつかの事例を紹介していきたいと思います。
1. ユニフォームを再利用
こちらはプロクラブではありませんが、ハワイのサッカーチーム「Paradise Soccer Club」は、古着のユニフォームを再利用したマスクを作っています。機能や衛生的にはわかりませんが、自分だけのオリジナルマスクを作ることができますね。
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Jリーグでは、サガン鳥栖が「歴代ユニフォームを使ったマスクをつくろう」という企画を行っています。以下に流れをまとめました。
1. 希望者に歴代記念ユニフォームを配布
2. サポーターが自宅でマスクを制作
3. 余ったマスクはクラブでまとめて必要な場所へ寄付
最近は、Jクラブでも期間限定の記念ユニフォームを作る機会が増えていますが、その後使う機会が少ないのが現状です。今回の企画は、そういった在庫をうまく活用し、かつクラブ、サポーター、地域がうまく連動していて素晴らしい取り組みですね。
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2. バンダナやハンカチを使ったマスクキット
FC東京や大分トリニータは、布製マスクの他にマスクを代用したバンダナやハンカチを使ったマスクキットを販売しています。作り方も載っているので、これなら自分でも作れそうですね。
素材がバンダナやハンカチなので、マスクなしで生活できるようになった時(早くその日が来てほしい…)には、本来の用途としても使うことができます。
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試合がない中、クラブもどうやってファンやサポーターと関わっていくか模索しているところだと思いますが、こういった取り組みはどんどん広がっていってほしいですね。
SHUKYUでは日常で使えるサッカーグッズをこれまで作ってきましたが、このマスクの企画はまさに同じことだと言えるので、自分たちでできることを早速考えています。
こういった状況だからこそ、社会におけるスポーツの価値が問われていると思います。スポーツにはその価値があると信じているので私も雑誌を作っています。今は世界中が大変な時期ですが、みんなで協力しながら前に進んでいきましょう。